ホーム|2019TOPIC 茶道部「お茶会」五島美術館にて お問い合わせ
毎年恒例の茶道部「お茶会」に参加しました。
このお茶会は、毎年2月に開催され、保護者の皆様にも、毎年お手紙にてご案内されています。
(さらに来年度入学されるお子さま並びに保護者の方にもご案内される行事です。)
場所は、五島美術館の敷地に建つ由緒ある「古経楼(こきょうろう)」にて開催されます。
この「古経楼」は、国の登録有形文化財(建造物)に指定されており、美術館の創設者、五島慶太翁の号です。
中は通常、非公開ですが、今回は、お茶会で特別に中に入ることが出来るうえ、さらに五島美術館にて開催の「茶道具取合せ展」も併せてご拝観が出来ました。
上野毛駅から1-2分と近く、閑静な住宅街にあり、美しい庭園や歴史ある茶室が観れます。
本館の建物は吉田五十八の設計で、第二回建築業協会賞も受賞した近代建築史の貴重な建造物でもあります。
庭にでて左側にすぐ、この石仏の門があり、奥が茶室です。
多くの石仏を配置し趣向を凝らした庭園が多いのが特徴です。
古経楼は、十二畳半の広間と四畳台目の小間の茶室で構成されています。まずは小間は「松寿庵」と名づけられています。
あらゆるところが趣あるデザインになっています。
敷地は庭園を含めると約6000坪。武蔵野の雑木林が多摩川に向って深く傾斜していくなかに庭園があります。
「大日如来」や「六地蔵」など伊豆や長野の鉄道事業の際に引き取った石仏が点在し、「上野毛のコブシ」(東京都指定天然記念物)やツツジ、枝垂桜など、季節ごとに多彩な花を咲かせるそうです。
火鉢のなかの丸毬打(まるぎっちょう)の炭があたたかく迎えてくれています。
雛祭りが近いため、ひな人形が飾られ、様々な趣向のおもてなしが施されています。
趣向を凝らした季節の室礼は見ていて勉強になります。
茶釜
生徒さんのお点前が始まります。
お茶と一緒に干菓子をいただきます。
最後に生徒さんにお道具の数々を見せていただきました。
「取材録」
五島美術館について、これまで興味はありましたが、なかなか足を運ぶ機会がありませんでした。
学校から近い場所にこのような落ち着ける素晴らしい場所があったとは・・・驚きでした。
さらに今回の「お茶会」に参加出来たことで、庭園を眺めながら、ゆっくりと流れる「ひ・と・と・き」を味わうことができました。
お時間があれば、ぜひとも2月に開催される「お茶会」へご参加いただき、五島美術館とともに、静かに流れる時間をご堪能ください。